2016年1月2日土曜日

絵画の話・1

こんばんは。
年始からいいペースでブログが更新できているので、このペースを崩さないように何か書こうと思い至り、絵画の話でもしようと思います。
絵画の話と言っても描く方ではなく、絵画紹介とその周辺の話をシンプルにわかりやすく書けたらなあと思います。

 ___

 私は美術展に行くと、気に入った絵画のポストカードを1〜4枚は購入する習慣があります。だいたい一枚150円ほどから販売されており、眺めて良し、送っても良しなので気楽な思い出の一つとして重宝しております。

 夏休みには国立新美術館にマグリット展に行った際、そのとき同建物内でルーヴル展も開催されていました。展示自体は長蛇の列だったので諦めましたが、お土産コーナーだけ覗いた際に購入したポストカードとミニポスターを、年末大掃除のときに発見しました。

こちらです。↓(ポストカード)
 
  表情はあどけない少女のそれなのに、乳房が出ていてなんかエロス!
    顔つきは未成熟の少女の顔立ちですが、身体の部分は少女から大人の女性へと変貌していく様を、非常に滑らかなラインで描いており、彼女が纏う衣服の皺もより一層柔らかい印象を与えています。また少女は全体的に淡い色で描かれているのに対して、背景は非常にどんよりした暗い色を用いることで、少女の身体における幼さと成熟した部分が同時に存在する矛盾と、暗い世界にこのような光り輝く少女が存在する世界という2つの矛盾を巧みに描き出していて非常に素晴らしい作品だと思います!

  お土産コーナーにて単純な一目惚れで購入した(※1)ために、あまりこの作者については意識していないことに今更気づいたので、調べたことをまとめます。

   作者:ジャン=バティスト・グルーズ
   タイトル:割れた水瓶
   1771年 油彩/カンヴァス,ルーヴル美術館所蔵

 ポストカードの裏にはこのようにありましたが、wikiで調べるとちょっとタイトルが違う(※2)んですね。wikiでは『こわれた瓶』となっています。

 ジャン=バティスト・グルーズはロココから新古典主義駆け出しの時代に分類されるフランスの画家ということで良さそうです。(※3)
 当時は本人が望まない方向の風俗画で人気だったようですが、晩年以降は新古典主義の流れに乗れなかったため、埋没していった画家だったんですね。
 美について哲学をしたフランスの哲学者・ディドロは『感傷的ではあるものの、道徳的な教訓が強い』グルーズの作品に対して、好意的な批評を残しているそうです。(※4)
 ジャン=バティスト・グルーズの代表作は『村の花嫁』だそうですが、なるほど、ストーリー性が高くて一つのドラマを感じさせられます。画面右側にいる、花嫁の姉の嫉妬心丸出し表情なんて見事に花嫁を的確に睨んでいていい感じです。

 ちなみにロココとか新古典主義とは、簡単に言うと絵画の時代またはスタイルを指す名前です。(このへんは正直語弊がありそうなんですが、海外絵画サイトを見るとstyleになっていて、日本語版wikiを眺めると時代区分での名前になっているんですよね……。現代でも19世紀後半に区分される"印象派"を名乗る画家はいるので、styleの方が正解のような気がしますが、ちょっとお茶を濁しておきます。)
 もう一つ解説しますと、ロココ芸術とは17世紀のバロック芸術に次ぐ新たな時代区分のスタイルです。バロック芸術が豪壮・華麗なものに対して、ロココ芸術は優美・繊細なものが多いというざっくりした境界があるそうですね。(※4)

  機会があればぜひご覧ください。といったところで今日の日記を締めます。


※1: どこに惚れたんでしょう。
※2:wikipedia, ジャン=バティスト・グルーズの欄参照
※3:salvastyle, ジャン=バティスト・グルーズの欄参照
※4:wikipedia, ロココの欄参照

2016年1月1日金曜日

2015年をサラッと振り返る

もう2015年も終わりますね。(※1)
備忘録程度にサラッとひと月ごとに振り返りたいと思います。

___

1月.
  お正月からCCさくら原画展にソラマチまで行ったのが印象深いです。美しかった。
  勉強面は最後の専門実験・メディア分析実験が大変でした。
  ペア実験だったものの、ペアが音信不通になり一人でやることになったのですが、そのぶん自分でたくさん勉強したことが結果として自分の中で深い知識となり、今の研究にも活かせていると思います。ペアにはある意味感謝しています。
  あとこの頃から色々な人との出会いの広がりに恵まれたかなと思います。

2月.
   テストが大変だった記憶しかない……。
   あと高校時代の恩師の授業を観るために都心の高校まで行ってきたのですが、いい意味でも(私にとっては)悪い意味でも変わらない恩師の姿を観て、このときから「自分は同じことを10年,20年と続けられるだろうか」と自問するようになったと思います。  

3月.
   のんびりできるかなあと思いきや、研究室顔合わせやら学食テレビを始めるための打ち合わせやらなんやらで、結局月の半分以上は学校に行っていました。今までになくプライベートが削れたなあと思いましたが、今思えばむしろ序の口でしたね……。
   そんな忙しい合間に高校時代の友人たちとディズニーランドに行けたことは最高に嬉しかったです。初めてOnce upon a timeも観られ、その美しさに非常に感激したことをよく覚えています。

4月.
  大変でした。しゅーかつやら学食テレビやら最後の必修授業やら研究室ゼミやらが始まりまして、一気に様々なことをやりました。しかしながらどれもバランスよくやれていた時期だと思います。
  
5月.
   教育実習が始まったことが一番大きかったですね。そのための準備も結構苦労したので……。
  私は母校の高校に行ったのですが、自分の通っていた高校はもうないのだなあーと改めて卒業以降の年月の流れを思いました。自分を教えていた先生はほとんどいなかったですし。
  そんな中で念願の鳥獣戯画を観に上野に行けたのは精神的によかったです。結局前期後期どちらも行けたのはスケジュール的によくやりくりできたと思います。

6月.
   教育実習は他の実習生の人たちと、お互いに支え合いながら非常に充実した気持ちと態度で無事に終わりました。研究授業では、自分が在籍していた頃の元校長先生にもお越しいただけ、最終日には担当クラスの子たちから可愛らしい色紙もいただき、よくやりきったと思います。もちろん自分一人の力ではなく、指導教諭を始めとしたいろいろな人に支えられた結果に得た充実感だと思います。
  しかし余韻に浸る間もなく、ゼミの輪講当番と中間テスト期間が始まり、院進学を反対されて相当にキツかったのもこの頃です。

7月.
   ゼミが相当にキツくて……日記もこの頃真っ白なんですよね。
  あとぼかしますが6Dでは先輩たちから話を聞かなかった方がよかった気もしています。あれからTL荒らしと学食テレビへのモチベダウンに更に輪にかけた気もします。その節は関係ない人たちには申し訳ありませんでした。

8月.
  6Dの話以降で色々キツかった気がします。
   サラっと流しますが、技術と人間性を両立できる人はいないんだな〜といったことについて考え込んでしまった時期でした。あとハムフェアで来場者名簿を観た瞬間に何かが私の中でキレたなと。ありゃないよなと後輩にめちゃくちゃ愚痴りました、すみません。
   でも4D2Uに行ったり友人たちと食事をする機会がこのあたりから増えまして、(嫌なこともありましたが)すごく楽しかったです。

9月.
  ゼミがキツくて……(n回目) 他にも色々ありましたからねえ……。
  中間発表前は2kg増えました。
  あと182chの取材のときは友人樣方、本当にありがとうございましたm(__)m

10月.
  中間発表のおかげで研究到達までの道筋が見えたこと、後期から授業がなくなったことはよかったのですが、6Dで聞いた話がずっと引っかかり、それを背景に学食テレビへのモチベが完全に消えかけたのが大変申し訳なかったなと思います。
  趣味としてはモネ展に行くか行くまいか悩んだんですが、やはり行けてよかったなと。美しいものを眺めて精神的に(ある意味無理やりでも)余裕を持って振る舞うというのも大事だなと思いました。
  そして友人と後輩たちとで開いたドイツモンエナ会が楽しかったです、またやってください。

11月.
  一番の思い出はKHプレミアムシアターに行けたことですね!!!!!超最高でした!!!!
  新作映像やKHの音楽の世界に浸れたことももちろんですが、新たにKHの友達ができてKHという世界を一緒に楽しみに待つことができる人と知り合えたのは、本当に素晴らしい経験でした。本当にありがとうございました。
  調布祭も非常に楽しんで過ごせました。皆さん本当にお疲れさまでした。
  あとスケジュールギリギリの中、六本木にMMAの人たちとイルミネーションに、友人とTDLに行けたのがすごく楽しかったです。また年度切り替え前に何かできたらいいな。

12月.
  卒研が結構キツいスケジュールになっていて、年末ギリギリまでしっちゃかめっちゃかでした、というかこんなブログを打っている暇もない気がします。はは。

___

本当はもっと色々あり、それぞれに思うことも当然ありますし、他にもっと発信した方がよさそうなことがあるとは思いつつも、サラッといくという趣旨でこうなりました。(それらについては別の機会に必要に応じて発信できたらいいと思います。)

しかしこうして振り返ると、たくさんの人の縁に恵まれた年であったと思います。
その分、非常に迷惑をかけたことも(私が自覚している以上に)多々あり、それでもよく付き合ってもらえていると思うと低頭と感謝しかないです、はい。

そういった反省も踏まえた2016年の目標諸々はまた別日記に書くとしますが、2015年も本当に皆さんにはお世話になりました。
皆さんの新年がよいものになるよう、僭越ながらお祈り申し上げます。というところで今回の日記も締めたいと思います。


※1:書いているうちにあけました。おめでとうございます。新年も宜しくお願いします。


2015年12月6日日曜日

Google groupsに登録したメールアドレスの話

私は学校で『学食テレビ』という未知の企画に参加しています。
それがどういった組織なのかは話せば長くなるので今回は割愛しますが、その『学食テレビ』の直近における定例ミーティングで『メーリスを外部サービスでよいので作りましょう』と言われたので、使い勝手がよさそうなGoogle groupsを利用することにしました。

やり方はGoogle公式サイトにも書いてありそうなので、雑に書くと以下のような手順を踏みました。

・Google groupsサイトにアクセスして、グループを作成する。
・グループ名,グループのためのメールアドレスを作成する。
・各種設定を終えた後にメンバーのメールアドレス宛にグループへの招待状を送信することにより、メーリングリスト機能が全員使える。

しかしここで一つの問題に気づきました。
私はあと数ヶ月で学校を卒業するので、すぐにオーナー権限を譲渡できる状態にしなければなりません。
それにはGoogleのアドレス、すなわちドメインが@gmail.comのものを登録しているメンバーでないと譲渡できないよと言われたのです。

そうなんですかー仕方ないなーとボヤきつつ、学食テレビのメンバーに『@gmail.comのドメインで誰か登録しておいてください』と告知しておいたところ、メンバーの一人から『Googleアカウントに他のメールアドレスを紐づけすることで、gmailでなくてもよさそうです』という報告が寄せられました。

そうなのか。
それまで私はその学食テレビグループでgmailのアドレスと、学内アドレスの二つを登録するという、いわば二重登録状態だったのですが、さっそくGoogleアカウントにアドレスを追加してみることにした。

やり方は非常に簡易。

・Googleの個人アカウント情報ページに飛ぶ。
・個人情報とプライバシー設定>個人情報>メール で追加する。
その際に確認メールが届くので,URLを踏むと設定完了。

いそいそとGoogle groupsページに飛ぶと、二重に登録されていた私が一つのアドレスに統合されている。おお。
しかし優先されたのはあとから登録した学内メールではなく、@gmail.comだったので、やはりオーナーだとそちらが優先される仕様なのかもしれません。

Googleのこの統合制度が早くて感動したので、以上Googleさまを讃えるメモでした。

自然言語処理の話・0

この前、この本を買いました。

入門 自然言語処理
Steven Bird
固定リンク: http://www.amazon.co.jp/dp/4873114705 

自然言語処理(NLP:National Language processing)とはなんじゃらほい、と人のために簡単に解説します。
自然言語とは日本語や英語のように我々が日常で使うような、文脈や状況によって使われる単語の意味が変わるような言語です。(対義語に機械言語(マシン語)というものがあります。)
この自然言語をコンピューターに使わせようとするとき、人間からの命令や指示、意見、質問などに対する応答をうまくしていこうという分野が自然言語処理です。

雑な紹介もあとにして、買ったからには色々やりましょう。
この本は入門書としてはとても有名なので、研究室配属をされて与えられた課題の知識が現状で散見している自分にも適していそうです。

ではまず本に書かれていることを実践していくために、環境を構築しなければなりません。
この本ではPythonプログラミング言語とNLTK(自然言語ツールキット) を使うそうです。
Pythonはインストール済みですので、NLTKをインストールします。

手順はhttp://www.nltk.org/にも記載されているので、その通りに行う。

sudo pip install -U nltk
sudo: pip: command not found

えー(´□`)

調べたところ、pipコマンドをインストールする必要があるらしい。

sudo easy_install pip
Searching for pip
Reading http://pypi.python.org/simple/pip/
Best match: pip 7.1.2
Downloading https://pypi.python.org/packages/source/p/pip/pip-7.1.2.tar.gz#md5=3823d2343d9f3aaab21cf9c917710196
Processing pip-7.1.2.tar.gz
Running pip-7.1.2/setup.py -q bdist_egg --dist-dir /tmp/easy_install-Q_Y0GH/pip-7.1.2/egg-dist-tmp-LuOZFo
warning: no previously-included files found matching '.coveragerc'
warning: no previously-included files found matching '.mailmap'
warning: no previously-included files found matching '.travis.yml'
warning: no previously-included files found matching 'pip/_vendor/Makefile'
warning: no previously-included files found matching 'tox.ini'
warning: no previously-included files found matching 'dev-requirements.txt'
no previously-included directories found matching '.travis'
no previously-included directories found matching 'docs/_build'
no previously-included directories found matching 'contrib'
no previously-included directories found matching 'tasks'
no previously-included directories found matching 'tests'
Adding pip 7.1.2 to easy-install.pth file
Installing pip script to /usr/local/bin
Installing pip2.6 script to /usr/local/bin
Installing pip2 script to /usr/local/bin

Installed /Library/Python/2.6/site-packages/pip-7.1.2-py2.6.egg
Processing dependencies for pip
Finished processing dependencies for pip
 

いくつかファイルが見つからないぞとお怒りですが、pipコマンド自体はインストールできているっぽい。
ではもう一度NLTKをインストールしましょう。

Installing collected packages: nltk
Running setup.py install for nltk
Successfully installed nltk-3.1


はいお疲れさまでした。

ではPythonを起動してさっそくNLTKをインポートさせます。
bookモジュールから全ての項目をロードさせます。数秒ほどかかりました。

python
>>> from nltk.book import *
*** Introductory Examples for the NLTK Book ***
Loading text1, ..., text9 and sent1, ..., sent9
Type the name of the text or sentence to view it.
Type: 'texts()' or 'sents()' to list the materials.
text1: Moby Dick by Herman Melville 1851
text2: Sense and Sensibility by Jane Austen 1811
text3: The Book of Genesis
text4: Inaugural Address Corpus
text5: Chat Corpus
text6: Monty Python and the Holy Grail
text7: Wall Street Journal
text8: Personals Corpus
text9: The Man Who Was Thursday by G . K . Chesterton 1908



うーん気持ちがいい。
ではテキスト検索をやってみる。

>>>textn.concordance("word")

で、テキストnからwordがある周辺文章を表示してくれるそうです。
text7はタイトルから明らかに経済の話みたいなので、n=7, wordにeconomyを入れてみたいと思います。

>>> text7.concordance("economy")
Displaying 25 of 27 matches:
d on South Korea 's export-oriented economy . Exports in October stood at $ 5.2
veloping world . The declaration by Economy Minister Nestor Rapanelli is believ
r reflection that the growth of the economy is leveling off , the government sa
ey indicated that the manufacturing economy contracted in October for the sixth
nomists are n't predicting that the economy is about *-1 to slip into recession
continues *-1 to indicate a slowing economy , it is n't signaling an imminent r
itters about the course of the U.S. economy . INGERSOLL-RAND Co . -LRB- Woodcli
 further evidence of a slowing U.S. economy , and traders note that the market
ndicates an expanding manufacturing economy . But most said 0 the index had no
er in New York . Signs of a slowing economy are increasing pressure *ICH*-2 on
s on prices have moderated . `` The economy is clearly slowing , '' says *T*-1
e stated objective of * slowing the economy to a point where hopefully some dow
said 0 he is `` pleased '' with the economy 's recent performance , and does n'
ountry , indicated that the overall economy remains in a pattern of sluggish gr
 the need for a change in their own economy , '' says 0 *T*-1 Charles Dallara ,
ayouts most robustly only after the economy and corporate profits have been gro
iably , those strong periods in the economy give way to recessionary environmen
wth , reflecting a weakening in the economy and corporate profits . PaineWebber
utions of *-1 jeopardizing Japan 's economy by *-2 raising the salary stakes fo
s have fallen through cracks in the economy into the grim , brutal world of our
t part provided a mixed view of the economy . `` Whether you thought 0 the econ
nomy . `` Whether you thought 0 the economy was growing weak or holding * stead
agement blurred that picture of the economy . In a monthly report prepared * fo
ntry 's recession had ended and the economy was growing again . In his first st
 due to the apparent slowing of the economy . But it *EXP*-1 is n't clear yet w


なるほどね!
テキスト検索に成功したところで短いながら今日は終わります。

2015年11月6日金曜日

【前編】11/3(火)キングダムハーツプレミアムシアターに行ってきた話



研究室の闇から這い出て(※1)、11/3(火・祝)早朝に舞浜の土地に降り立ちました。
そうです、キングダムハーツプレミアムシアターの13時の回に行けるからです。
これはもう色々と楽しむしかありません。

長くなりそうなので【前編】を会場周りや他お客様に撮らせてもらったもののご紹介と感想を、【後編】でプレミアムシアターの感想という形式にします。

あとお断りしますと、コスプレをされている方の写真を許可をもらってたくさん載せております。苦手な方はご注意ください。

___
7:30

事前情報ではKHのグッズ情報がフィギュア以外に出ていなかったので、とりあえず早朝に行きました……が、もうすでに人の波。舐めていましたDファンの底力。

  

 

七時半で待機列が751人目、フィギュアが404人目という……。凄まじい戦いでした……。

ぼっちで来ていたので寂しく過ごしていたのですが、前に並んでいたそにくんP(研修中)さんと話しながら待つことに。
名古屋からはるばる深夜バスに乗って遠征してきたんですよー!と聞いて、うひゃあKHファンの稼働力はすごいなーとニヤニヤしてしまいました。

彼の鞄にはこんな手作りグッズが。


紙粘土で作ったハロウィンタウンのソラのお面!!+キーブレード!!!!
愛があるな…と感動しました。
ちなみにニス塗りもして1.5kgも重量がある大作だそうです。すごいなーすごいなー。

他にも既成のパーカーとリュックにこんな素敵な仕上げをして、お手製フェルトマスコットをしていた人もいました!

 

シャドウ仕様と、ソラカイリロクサス!!!ソラとカイリは1・2どちらもあって、島っ子好きな私は大歓喜です。素敵だー素敵だーと思わず感嘆のため息がこぼれました。

あと待機列には13機関のコートを模した女の子もいて、撮らせてほしかったですが距離があって断念……。しかし小さい子もコスプレをしているのを観て私は歓喜です、はい。

続いてプレミアムシアター会場内。
後ろの座席を見ると……カイリと目が合った!!!カイリに会釈された!!!!!
と、思わずドキドキするぐらいに素敵なカイリのコスプレをされていたらきさんと、その妹さんのシオンの可愛らしさにきゅんきゅんしちゃいました。


会場内では暗くなって残念……;(このあと外で撮らせていただいた写真もあります〜)
カイリの服は手作りだそうで!!!愛だなあ……。


そしてさらに会場を歩くと……ほおおおおお、ソラ!!!!!!!!
ハロウィンタウンバージョンとクリスマスタウンバージョンだ!!!!!!!!!!
(鍵垢の方なので、Twitterアカウントは載せていません)


こちらハロウィンタウンのソラのお面は発泡スチロールで作ったそうなのですが、間近で見せていただいたところ「本当に発泡スチロールですか!?商品にできるでしょ!!!」と思うほどすごく丁寧に作られてあって、思わず変なところから声が出ました笑
あとちょうどTDR的にもハロウィンとクリスマスの入れ替わりでこのチョイスはやりおるなwと内心ニヤニヤしました笑

さらにプレミアムシアターが終わったあとにも、お願いを聞いていただいてもう一枚ショットをいただきましたw


美形さんが揃うとやっぱりすごい……。
このお二人はファミ通のプレス記事にも出ていたので、ぜひ探してみてください^ω^
本当にかっこかわいいソラでした!!!!!!


プレミアムシアターが終わって会場外に出ると、他にもレイヤーさんが!!!

こちらはひめぽんさんとそのお友達さん達のソラ、カイリ、ロクサス、アクセル!!!!
雰囲気がすごく高い!こちらも再現度高い!!!ダスクのぬいぐるみまである!!!(歓喜)とプレミアムシアターが終わったあとも、おかげさまでテンション高くさせてもらいました笑
しかしお寒い中、私を含め色々な人たちとの撮影にご協力いただきまして、本当に感謝です……(;ω;`)体調を崩されていないといいのですが……。



そしてらきさんご姉妹再び!!!お外で撮ると麗しさがよくわかります!!!(^ω^)
しかしご姉妹よく似ていらっしゃるなあ……。

 


こちらはくれあさんの3Dソラとそのお友達さんの3Dリク!
この日初めてリクコスと3Dコスを見たので思わず変な声が出ました笑

イケメンだ…(;ω;`)ポーズ決めてもらうとまさにイメージ通り……。

さらに厚かましくもお願いして先ほど紹介した、らきさんご姉妹とも一緒に撮らせてもらいました!島っこが揃った!!!素敵!!!!(`;ω;´)

 
なかなかないよこのショット……。


素敵目線をありがとうございました!!!(≧∀≦)
ほかに敷地内を見渡すと、素敵グッズを作成している方々にもお会いできました!!

 
クーリクさんによる、テラとアクアのぬいぐるみ!!!!!かわいいいい!!!!!!!
しかもテラの後ろはこっそりとハートレスのぬいぐるみですねっ!
けれど「ヴェンは!?(`;ω;´)」と思わず聞いてしまいました笑
次にお会いするときは3人組も見たいです笑


さらにさらに、こんな素敵なグッズもお目にかかれましたv
左の3人組お守りはしっかりステンドグラスで作製されていて、日にかざすと本当に綺麗でした(T^T)
クオリティの高さが本当に素敵で、お店で売れるレベルだ〜〜と思いました笑
次回新作も楽しみにしていますとブログからこっそり発信します。(鍵垢の方なので載せていません)

そして右のサラサ貝のお守りを彷彿させるお守りは四重奏さんによるものです!
こちらもすごく綺麗な発色で、素敵素敵ーーを連発させてもらいました笑
皆さん本当に器用で、そしてKH好きな人が多いのだなと本当に思います。



___

今回は主にお手製グッズやレイヤーさんのご紹介が中心となりましたが、そういったものを通して当日は色々な方達とお話ができ、プレシアの空間を共有することができて、本当にすごくしあわせで楽しい空間でありました。

加えて、今回ご紹介させてもらった皆様の、実際に衣装やグッズとして具現化するための時間や労力を思うと、敬服の一言に尽きます。皆様の愛情溢れるグッズやコスプレを通して、このブログでまとめた言葉以上に大きなKH愛を感じることができた、最高の時間でした。

またご縁がありましたら、そのあとの活動もぜひ追いかけさせてもらいたいと密かに願っております笑


ではプレミアムシアターの感想は後編にて。(※2)

ここまでお読みくださいましてありがとうございました、そして今回載せてもらった皆様、許可をありがとうございました。



※1 本当は這い出ない方がよかったかもしれません。
※2 その前に研究だね

2015年11月1日日曜日

【ネタバレ】劇団パンダデパート2015年度秋公演「トランス」を観た話


電気通信大学には演劇同好会「劇団パンダデパート」という団体があります。

後輩たちが頑張っているとのことで、土曜の13時の回に研究室の闇から這い出て観に行きました。(※1)

■ストーリー
原作があったんですね、知らなかったです。
”トランス” 鴻上 尚史 http://www.amazon.co.jp/dp/4560033757/ref=cm_sw_r_tw_dp_pAFnwb1NCEHWP

ここにもある通り、かつて同級生だった3人の話です。


■劇(ここからネタバレ)
最初は寂しい舞台だと思いました。
白幕に中央にベッド?マット?らしきもののみ。
幕の雰囲気が、FF8でリノアがイデアの部屋に迷い込んだときのムービーを彷彿しました。

ソワソワして待っていると、そこに対照的に今回の役者である3人が上下長袖長ズボンの黒い服の格好で登場。
そして一人の役者がサッと白衣を拾うシーンが、これから始まる舞台はどんなものなのだろうという好奇心をかき立てられるとともに、なんとも言えない胸騒ぎがしました。
さらに意味深な台詞を言って始まる劇、しかし3人ともよく台詞のタイミングが合っているなとしみじみ思いました。

最初こそは参三のオカマっぷりとそれを拒否する雅人、そしてそれを傍観して楽しむ礼子のコミカルなやりとりに笑わせてもらいました。
しかし参三の頼れるアネゴ感とえげつないオカマの二面性切り替えは凄かった。
(まあ他の二人も凄いんですけど,それはまた後述します。)
特に同性愛者だからといって友人を疑うのはアホであるという二人のかけあいは非常にテンポがよかったです。相当練習をしたのだなと思いました。

ただ精神科という気になる設定がどう絡んでくるのかと思っていたところで、日常があっけなく崩れていったところがまず面白かったです。

しかし宦官や多人症とか耳慣れない単語がぽんぽん出てきても、最初「?」となってしまう……。けれどそれらの単語をしっかり淀みなく口から出す後輩たち(ここでは特に雅人)の演技力に引き込まれました。(そしてまた遠い海から来たCooのタイトルが出たことから、この作者さんは相当インテリだなあと思いました。)

個人的に勉強になったシーンは、精神病患者が治ったといえるラインはどこだと参三が礼子に聞いて「例えば、何を触ってもそのあとに一時間ぐらい手を洗い続けてしまう人がいるとしたら、さすがにそういう人は普通に過ごすことはできないでしょう?でもそれが5分まで縮まったら、私たちは治った、と見るの。つまり、社会に適応できるかどうかで見るのよ(ちょっとウロ)」といったところです。
この劇を観たあとだと、確かにそんなものだろうなーと思いました。

物語が進行するにつれて、他の人間関係もみえてくるのですが、それもまたえげつないなりにリアリティがあるんですよね。
礼子が宗教にはまったときを雅人に話すところ、上司の医者と不倫して身ごもった悩みについて、参三が優しくコミカルに慰めるところは「ああこういう友情は本当にありそう」としみじみ思いました。

しかしそういった話が雅人の病気解決にどう関わってくるのかと考えていたところで、「え、どういうこと」とまさかの事実が明らかになってきます。

本当に病気なのは礼子で、礼子が患者で精神科医が雅人?
と思いきや、礼子と雅人が患者で、精神科医が参三?
いやいややはり礼子が精神科医で、参三は過去の恋愛に傷ついている同性愛者で、雅人は自分を天皇と思い込んだ哀れなフリーライター?
という、観客惑わし展開に。

結局これは誰のための誰の視点の話なのか、と考えながら観ていたのですが、
最後に3人が三角形の頂点に立つ形で、それぞれの方向を見ながら「私は、精神を病んでいる人を好きになった(ウロ)」と重ねて繰り返すところは複雑な気持ちになりました。

どうして白幕に3人とも黒い服だったのか、それはもしかしたらこの3人だけ、現実世界から既に乖離してしまった存在であることを示唆しているのかもなと不思議に納得してしまいました。
人によってはバッドエンドかもしれませんが、そういう目線で観るとこれはハッピーエンドかもしれません。永島慎二さんの「その場しのぎの犯罪」を思い出しました。



■総合感想
難しい話で、それぞれの役どころがコロコロ変わるのを演じるのも本当に難しい話だと思いましたが、それを見事に演じきった後輩たちに拍手です。
心情を演じきるところは先述で散々書いたのであれぐらいにしますが、動作で褒めると病院のコーヒーを渡すときのパントマイムは流れる所作が本当に綺麗でした。
(強いて言えばずっとクレ"ア"先生だと思っていたのは内緒だ。)

そして今まで観た中で一番話に引き込まれた劇でした。
音響も、名曲をよく選曲してくれていて個人的に楽しみました。

途中のエンドロールも……いや、おもしろかったです笑

次の公演も楽しみです。(※2)



※1:本当は観ている暇などない
※2:観ている暇を捻出できるだろうか

2015年10月18日日曜日

モネ展に行ってきた

現在上野の東京美術館にて、1870年代に活躍したフランスの画家であるクロード・モネの、絵画や彼のコレクションの約90点を展示したモネ展が開催されています。
卒研やらなんやらで折れた心を癒すべく、前期展示の最終日である本日、突発的に行ってきました。私の感想を踏まえつつ、個人的に薦める鑑賞方法も紹介しながらまとめたいと思います。

モネとは

実は私もモネの作品は”睡蓮”,”日傘を差す女”ぐらいしかよく知りませんでした。通っていた中学の図書館にそのレプリカが飾られてあったこと、後者は美術の授業で模写したことがあり、そういったことで印象に残っていたこともあり、今回の展示で改めて興味を持ったわけです。

今回のモネ展前期(9/19~10/18)の目玉と言えば、美術史において「印象派」という新たなジャンルを確立した、間違いなくクロード・モネの代表作の一つといえる”印象・日の出”が展示されることでしょう。
そのことがモネ展に関する広告や特集でよく取り上げられていたので、それも一つ興味にありました。

チケット

私は美術展や原画展などに行くとき、だいたい前売り券を購入しておきます。
そして美術展における前売り券は美術館はもちろん、展示開催日前日23:59までローソンやファミリーマートといったコンビニで購入することも可能(※1)です。
前売り券で買っておくことのメリットとして、

・料金が当日券より若干安い
・会場にスムーズに入れる
・限定グッズ付きのチケットはだいたい前売りでしか扱っていない

が挙げられます。
前売り券でも学生やシルバーといった券種をちゃんと販売してくれているので、シネマチケットのように「前売り券より当日の学生券の方が安くない?」といったことはありません。

二つ目の『会場にスムーズに入れる』というのは人気の展示であるほど、当然当日券売り場は混雑します。
そして多くの美術館では券売り場と会場受付は離れているので、ここで時間的なロスも生まれること、さらに混雑する展示では会場受付の列で待たされることとなり、観る前から余分な苛立ちを感じてしまいかねません。(今回のモネ展においても、私が退場するときは入場待機に40分待ち、チケット購入に10分待ちでした。)
加えまして、開場前の朝から並んだのにも関わらず前売り券を購入していなかったため、券売り場に並び直すことになった人をモネ展や今年開催された『鳥獣戯画展』でも結構な人数を見かけました。私の体験から、美術館の列誘導スタッフはそのあたりをあまり考慮してくれないことが多いので、やはり事前購入をオススメします。

最後の限定グッズ付きチケットは多少お値段が張りますが、その展示限定のグッズをセットで売ってくれます。そういったグッズは会場の物販でも取り扱われないため、希少性が高くなるので、コレクターとしては見逃せないところです。
私は美術展においてはそういったチケットを購入したことはありませんが、以前開催された『カードキャプターさくら原画展』において、限定グッズ付きチケットを購入したことがあります。CCさくらのときもそうでしたが、画家(作家)人気はもちろんのことやはりグッズの希少性が高いため、限定チケットはすぐに売り切れてしまうことが多いです。もし目当ての画家や作家の展示が開かれるときは、しっかりと情報を収集して確実にご購入されることをオススメします。
グッズはだいたいにおいて会場受付か、物販コーナーにて受け渡しになりますので、しっかりとゲットしましょう。

あとグッズ付きチケットを購入することで個人的に副次的に得られる効果として、物販コーナーで『もう限定グッズは手に入ったし、そんなにグッズを買わなくていいかな』と出費に対する抑止力が働くことです。だいたい通常チケットが1,000円台のところ、限定グッズ付きチケットは3,000円台なので、「もうすでに2,000円はこの展示におけるグッズ費用を課金したんだよなあ」と思うわけです。ま、それでも買うときは買うだろうけど。
今回はもう開催しているので、前売り券はありません。混雑をどうしても避けたい人は先に東京美術館の券売り場で当日券を事前に購入するのがよいと思います。
美術展において当日券は買ったその日に入場しなくても、期間内でしたら有効です。他の用で上野に寄ったついでに購入できるとベストですね。

モネ展会場(会場入りまで)

今回はわりと突発的に行ってきたので、開場が9:30のところ9:10に着いてしまいました。おかげで300mほど並ぶことに。
休日に行く場合は、朝早くをオススメします。できれば到着10番以内になるように着くといいでしょう。
理由として、人気のある展示ですと入場待ちが多く発生します。お昼ぐらいにフラっと行っても先述にもある通り、チケット売り場と会場受付でだいぶ時間を食われます。また、メイン展示においても必ず待機列が発生しています。
加えて、多くの美術館においては客員入れ替え制ではありません。その気になれば、気に入った作品の前で何時間いてもいいわけです。
そうなりますと入場前に長時間待機したのにも関わらず、中に入っても先に入っていた人たちの人ごみであまりよく鑑賞できずに、ただひたすら疲れを溜めてしまう事態になりかねません。

余談ですが、私は『鳥獣戯画展』で平日の水曜日午後2時に行ったとき、会場入場に120分・メインの甲巻展示を鑑賞するのに200分かかると言われ、諦めて帰った苦い経験があります。そこで係員の人に混雑しない時間を尋ね、ツイッターである程度情報を収集してから、別日に改めて開場9時にも関わらず朝7時に会場に到着したことがあります。それでも到着20番以内ではありましたが、非常に快適でメインの甲巻も2回鑑賞することができました。
最近は展示ごとに公式ツイッターアカウントや公式サイトで混雑状況を教えてくれることも多いので、それを目安にしておくといいでしょう。

あと人気展示において早朝に行くことをオススメする理由として、早朝に行って並ぶ人はだいたいその展示画家・作家に詳しいお年寄りが多いことが私の経験から挙げられます。
そしてうまいこと己のコミュ力で「あのー、皆さんは何時から並んだんですか?」などと話しかけると、詳しい情報を教えてもらえます。(※2) 早朝の美術館前の列に並ぶと、謎の連帯感が生まれるんだよね……(※3)
とにかく、私は事前に詳しい情報を調べないので、「今回の展示の見所はここ!」,「〜〜という作品には〜〜といった時代背景があってね、そこを抑えて鑑賞すると味わいがある」といった生の情報を聞けるのは大変ありがたいことです。同好の士が増えるのは嬉しいですね。

またこれらの総括として、午前中に入ることによっておおよそ会場退出の時間をコントロールできます。美術展あとにゆっくりと近辺を歩くのも一興でしょう。特に上野は美術館以外にも見所がたくさんありますし。

モネ展に戻ります。一応20分前に並べたので、会場入りはそこそこスムーズでした。
待機列途中に、モネの”印象・日の出”が描かれた場所を訪れるという6分ドキュメンタリーを流しているディスプレイが一台置いてありました。待機列がいいところで止まったので、それを眺めて時間を潰すことができました。

あと会場内は絵画保護のため、だいたい空調が低めに設定していることと、乾燥していることが多いので、心配な人は防寒対策やマスクなどしておくことをオススメします。
夏に行った『マグリット展』において、私はあまりの寒さに会場内で毛布を借りました。混雑している会場ではそういった配慮がないことも多いので、気をつけておくとよいでしょう。

モネ展

会場受付を済ませると、最近の美術展では有名な人による音声ガイド貸し出し受付があります。だいたい500円程度で専用のヘッドホンを借り、特定の絵の前で操作するとその絵に関する解説をしてくれるものです。私は借りたことがないのでここでは言及しませんが、興味があれば借りるのもよいのではないでしょうか?モネ展では田辺誠一さんが担当されました。

そして会場前には必ず”出品作品リスト”を置いています。私はこれを必ず入手し、ペンを片手にこれを持ちながら会場内を進みます。”出品作品リスト”には作品名,制作年,技法・材質などが書いてあります。
展示会場ではこのリスト順に必ずしも展示されているわけではありませんが、作品名で気になるものを見つけたり、または気に入った作品名をチェックしてあとで調べるときに役立ちます。

だいたいの展示では初期作品→売れてきた/画家の個性が固まった頃→メイン→晩年期の順で展示されています。
モネ展では会場が上下階に跨がっての展示であったため、ワンフロアごとの順路は特にありませんが、一度階を変えると戻れません。(ちなみに『鳥獣戯画展』のように行ったり来たりできる会場では入場するやいなや、皆我先に甲展展示場所までほぼ競歩状態で向かったものです。)
そういった場合、一つ一つの作品をじっくりと眺めるのがよいでしょう。会場では作品時代別に画家の境遇や作品に関する全体的な解説パネルも飾られているので、それをしっかり読み込んでから時代ごとに画家の作品を鑑賞するのもおもしろいものです。

私は今回うっかりして朝食を取り損ねて空腹状態だったことと、やはりそこそこに混雑していたため、そういったパネルを読まずに進みました。

絵画に関しては特に”印象・日の出”と”睡蓮”,そして晩年期作品にシンパシーを受けたので感想をつらつらと述べます。


”印象・日の出”

5分ほど並びました。目玉展示であるため、間近で観られたのは体感で3〜5秒ほどでしたが、とにかく美しい!!!!
正直、各種ポスターやチラシで観たときはなんとも思いませんでしたが、実際は絵画自体が光っているように観えました。なるほどこの作品で”印象派”というジャンルが確立されたことと、モネが”光の画家”と呼ばれるのも納得です。
同じく展示されていた”霧のヴェトゥイユ”という作品では、街とそれを映す水面の風景の輪郭を曖昧にするかのごとく塗られた技法にとてつもない悲しみの印象を受けましたが、この作品は輪郭の曖昧さの中にあたたかさとやわらかさを感じました。
夕日を穏やかに映す水面のまた綺麗なこと。写真のような精確さをあえて再現せず、穏やかなタッチで描くところにモネの作風の個性が表れているように私は思います。


”睡蓮”

これもただひたすら綺麗の一言に尽きます。
地上の緑の木々を映す水面の青と、そしてその中に浮かぶ睡蓮の美しさは感動の一言です。


晩年期の作品

結構評価が分かれるところだと思います。
『晩年のモネは視力が落ちていたため、ああいうわけのわからない作品を描いたのだ。』という意見もちらほら聞きます。
しかしあえて私は書きましょう、「モネの晩年期の作品の良さをわからないのは、絵の鑑賞ポイントを一つ二つ見落としている」と。

確かに特設サイトにもある”バラの小道、ジヴェルニー”なんてディスプレイで観てもよくわからないでしょう。というか私もよくわかりません。

ちょっと話は逸れますが、私が美術館に足を運ぶ理由として、安らぎを求める以外に他の主な理由があります。それは”どうやって描いているかを知りたいから”です。
私も高2夏ぐらいまで”美大に入りたいな”と思っていたほどには美術制作に興味があった時代がありました。そのため、”この作品はいい。自分もこんな作品を描きたい。これはどうやって描いたのだろう”という目線が今でも残っています。
そして実際に実物を眺めると、印刷されたものではわからないことに気づけます。

まずは大きさでしょう。
教科書やポスターに掲載されているものは縮小され、一部カットされたものであることが多いです。
そして実際に額縁の前に立ってみて、横1m, 縦2mほどのキャンバスに描かれたものであることを確認するとき、”このキャンバスを塗りつぶすには相当な時間と絵の具が必要だろう”という予測がつくのです。そこで飽きっぽい私から観ると、一つの作品にかけた時間に対しての尊敬の念を抱きます。

次に塗り・筆圧です。
最近はデジタルが主体でピンと来ない人も多いかと思いますが、油絵にはキャンバスに塗られる絵の具の厚みが生じています。
その厚みによって印象が大きく変わるのが、油絵の一つの特徴とも言えるでしょう。
モネ展にもある鉛筆画(・ペン画)の場合は、独特の濃淡や筆圧から画家の微細な表現の特徴を抑えることができます。
『ドラゴンボール原画展』,『カードキャプターさくら原画展』で鑑賞した、ほとんど修正も下書きによる筆圧も見受けられない美しい原稿に、私は感動を覚えたものです。
他にも、水彩画は紙にみごと水を含ませて独特の淡みを出しているのを眺めることができるなど、実物でないとわからないことがあります。

そして最後はクロード・モネ晩年期作品を観るまで私もわからなかったのですが、絵画を眺める(適正)距離です。

モネの作品は、近くで観ると単なる線と点の構成に見えず、見方によっては稚拙と捉える人も多いでしょう。
しかし遠くから眺めると、不思議なことに美しいバラ園であったり、美しい日本の橋が確かに描かれているのです。

これは私の持論ですが、いくらいい絵でも毎日間近で眺めることは時間的・精神的・物理的に難しいでしょう。
その点モネの晩年期の風景画とは、例えば自宅でふとした瞬間に、壁に飾ってある絵画に目を留めたときに「ああ美しいな」と癒しを与えてくれるものではないでしょうか。
これは画集で眺めていても絶対にわかりません。美術展で、あるいは所蔵して家の壁に飾るのを日常のふとした瞬間に眺めることで、モネの作品の美しさを再認識できるのです。絵画は、本来そういうものでよいのかもしれません。ちなみにサイズが小さい絵画の方が高額であることが多いのは、「絵画は家で眺めるとき、大きすぎても邪魔になるから」という、案外日常に寄り添う理由だったりします。(※4)

そしてそういった”遠くから眺めたときに美しい絵”を描けたということは、モネ自身も大きなキャンバスを前にして,何度も何度も態勢や角度を変えた努力の可能性が伺えます。
普通絵画を描くときは、ずっと机にへばりつくものだと思いますが、モネの絵画における姿勢はそういった概念を崩して、何度も近づいては離れ、離れては近づいてはまた色を重ねるという試行錯誤を繰り返したのです。しかも目が見えていない晩年期に……、モネの凄まじい情熱を感じます。

絵画鑑賞時に、「これを実際描くために、どういったことが行われたのだろうか」という視点を加えると、晩年のモネ作品も違った評価になると思います。


おみやげ

私は美術展を観た感動を何かしら残しておきたい人なので、物販コーナーでは気に入った絵画のポストカードの一枚二枚をだいたいにおいて買っています。

今回は2016年のポストカードカレンダー(1,000円)を購入しました。
理由は、モネ展ではポストカード1枚150円、8枚セットのもの1,000円という価格設定だったのですが、先のポストカードカレンダー12枚セットには私の気に入った絵画が全て収録され、しかもカレンダーとしての機能を果たしたあとはポストカードとして使えることに気に入ったので、そちらを購入しました。予算オーバーでしたがよい買い物をしたと思います。
ちなみに会場は2,400円以上からのクレジットカードご利用を言われるので気をつけてください。(※5)

会場では代表作のポスターを買う人,”睡蓮”や”印象・日の出”を用いたクリアファイルを購入する人が多かったように思えます。
最近の美術展ではクリアファイルやペンといった、日常でも使える文房具を売るところが増えたのは大変嬉しいですね。


※1 展示によって取り扱いコンビニが違うので要確認してください。
※2 必ずしも詳しい情報を教えてもらえるとは限りません。不審者扱いされることも重々承知してください。
※3 これももちろん、列待機中に周りの人と話していたかどうかで変わります。
※4 私がとある画廊から聞いた話なので、諸説あるかもしれません。
※5 本当はクレジットカード利用額に最低額を決めてはいけないらし…あっ何をする、ということで長々お読みいただきましてありがとうございました。